尾山神商副会頭、ラグビーW杯「三宮・元町の商店街とタイアップしたい」
- 2018/10/09
- 17:49
夜間に開催する試合は午後9時20分ごろに終了する。その後30分~1時間後に三宮や元町に観客が到着し、飲食店などになだれ込むとみられる。試合がある9~10月は「台風シーズンとあって、屋根のある場所で楽しんでもらう」ために、アーケードのある三宮センター街や元町商店街との連携が必要になるとの見方を示した。尾山氏は「ラグビーの観客のビール消費量は、サッカーの5倍」との豆知識も披露。さらに自らラグビー観戦した経験から「観客のマナーは良く、フーリガン(粗暴な観客)みたいなのはいない」とも説明した。
加えて、尾山氏はサッカーのスペイン代表でJ1のヴィッセル神戸が獲得したイニエスタ選手が、神戸市内に家族で住んでいることを紹介。同チームで元ドイツ代表のポドルスキ選手のほか、プロ野球の阪神タイガースやオリックスバファローズの外国人選手も、多くは神戸市内に自宅を構えているという。トレーニングの環境も含めて「外国人が住みやすい神戸」もアピールできると指摘。「神戸から世界にスポーツを広げる」と力を込めた。
セミナーでは尾山氏のあいさつに続き、神戸スポーツ産業懇話会の代表世話人を務める神戸大学の山口泰雄名誉教授が、同懇話会の1年間の活動を報告。スポーツ庁の安達栄・健康スポーツ課長が「企業向けスポーツ実施率向上策」を題にして講演した。山口氏を司会に、安達氏と住友ゴム工業の平野敦嗣スポーツ事業本部企画業務部課長、ヤノ運動用品の矢野克幸・代表取締役が「スポーツのチカラで社員をアクティブに!」をテーマに話し合うトークセッションも開催した。
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