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井戸知事「土地利用計画を明確に」 六甲山グランドデザイン中間案で

20181006六甲山再生委員会

 兵庫県の井戸敏三知事(写真右)は5日に開催した六甲山再生委員会(委員長・長浜伸貴神戸芸術工科大学教授、写真中)の第2回会合で、六甲山の活性化事業の指針にする六甲山グランドデザインの中間案について「土地利用計画を明確にするべきだ」と述べ、より民間企業が進出しやすい環境を整えるよう求めた。そのうえで都心に近く自然な豊かな六甲山の環境を「われわれだけでなく訪日客にも楽しんでもらう拠点にしてほしい」と話した。

 グランドデザインの中間案は事務局として神戸市が作成。六甲山全体を「人と自然が織りなす『山上のオアシス』」と位置づけ「六甲山ゾーン」「摩耶山ゾーン」「布引ゾーン」「再度山ゾーン」の4地区について、地区ごとに歴史や実情に応じた再開発の方策を立てる。歩道や無線LAN施設の整備のほか、六甲山へのアクセス改善や、民間による体験プログラムの整備なども盛り込む。

 中間案に対して兵庫県は、都市との近接を示す「都市山」(としやま)という概念を盛り込むことに加え、「自然保護を優先するエリアと開発を優先するエリアを明確にすべき」と指摘。市街化調整区域である六甲山を開発する際に、どういった案件なら市長が開発計画に同意するのかという要件を明確化することも、民間の誘致につながると主張した。

 井戸氏ら兵庫県に対し、神戸市の久元喜造市長(写真左)は「合理的な規制緩和は重要」「誰が見ても分かりやすい明確な基準は必要」と応じた。

 グランドデザイン巡っては、委員から「投資や開発という威勢のよい言葉ばかりではなく、摩耶山では地道な市民活動があるというのも盛り込んでほしい」「欧州型の山岳リゾートをめざす声があるが、出歩いてビールを買うこともできないのが現状。もっと地域をしぼりこみ、コンパクト化して魅力を高めることも考えては」といった声も出ていた。

 六甲山再生委員会は3月に第1回を開催。その後「企画事業部会」「観光振興部会」に分かれて議論を進め、現時点での意見をグランドデザイン中間案として取りまとめた。引き続き部会での議論を進め、第3回の会合を2019年3月に開催する予定。方向性や方策をグランドデザインとして共有する計画としている。

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