ワールドとTSIHD、首都圏ファッションビル向けなど共同配送 物流コスト削減

20181003ワールド北青山ビル

 アパレル大手のワールドとTSIホールディングスは3日、両社のブランドが共通して出店している首都圏の駅・ファッションビルやショッピングセンターの店舗に向けた、共同配送を9月に始めたと発表した。まず関東1都6県の39館向けに開始し、物流を効率化する。今回対象になるワールドの店舗では、従来に比べ数パーセントの物流費削減につながる見込みという。

 これまで両者は物流センター内の業務、配送、納品などのコスト削減に、それぞれ独自に取り組んできた。だが企業の垣根を超えた連携によって、より効率が高まると判断した。商品の輸送を効率化することでドライバー不足などに対応。高騰している物流コストの削減をねらう。走らせるトラックの台数が減ることで、温暖化ガスの排出削減にもつながるとみる。

 ワールドは今回の共同配送をきっかけに、徐々に対象地域を拡大したい考え。同業他社にも参加を呼びかけて最終的にはネットワークを全国に拡大し、ファッション業界での「物流プラットフォーム」(共通基盤)の構築をめざす。(写真は東京・青山のワールド北青山ビル=資料)

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

カレンダー

03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

広告

★神戸経済ニュースからのお知らせ

広告