本庶氏受賞 推進機構の井村名誉理事長「免疫学の発展に大きく貢献」
- 2018/10/01
- 22:26
神戸医療産業都市推進機構名誉理事長・井村裕夫京大名誉教授
「本庶博士は分子生物学の手法を使って、免疫学の発展に大きく貢献してきた。その一つが今回ノーベル賞受賞の対象となったPD-1という分子の発見である」「この物質が免疫を抑制する作用を有することが明らかになり、それに対する抗体を作るとがんに有効であることが証明された」
「がんは遺伝子に変化が起こって免疫系の攻撃を受けるはずであるが、このPD−1あるいは今回共同受賞するアメリカのAllison教授が発見したCTLA-4という物質を使って、免疫系の攻撃を巧みに逃れていることが明らかになったのである。従ってこれらの物資の働きを抗体によって抑制すると、免疫系の攻撃によって、がんを治療できることが明らかになってきた」
「がんは日本人の死因の第1位であり、それに対する治療法を開発した本庶教授の業績は、偉大なものであり、心からお祝いを申し上げたい」
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