神戸医療産業都市、木田バルブ・ボールが新拠点 人工関節部品など研究開発

 神戸市は、神戸医療産業都市に球状のバルブ部品やバルブの周辺部品を製造する木田バルブ・ボール(大阪府東大阪市)が新たな拠点を開設したと発表した。神戸市中央区港島9の神戸インキュベーションオフィスに入居。新拠点では人工関節部品を中心とした、医療機器の部品を研究開発や、市場調査、販路開拓などを手かげる。

 神戸市によると、新拠点での事業は9月中に開始した。同社は1964年設立。バルブに使うステンレス製の球状部品を製造するのが主力事業だ。金属を球体に加工する技術を応用し、摩耗に対して強い耐性がある人工関節の部品を開発した。OEM(相手先ブランドによる生産)での供給拡大をめざす。

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