川重は安い、神戸鋼は変わらず 日経平均2万4000円台も動意薄

20180823神戸株アイコン

 26日の東京株式市場では川崎重工業(7012)や神戸製鋼所(5406)の株価がさえなかった。川重の終値は前日比10円(0.31%)安の3265円、神戸鋼は変わらずの995円だった。川重と神戸鋼は日経平均株価の採用銘柄だが、日経平均が1月23日以来ほぼ8カ月ぶりに2万4000円の節目を回復しても両銘柄の反応は限られた。発行済み株式数が多く時価総額が大きい大型株の買いが、見送られたためのようだ。

 日経平均株価は8日続伸し、日経平均への寄与度が高いファーストリテイリング(9983)やソフトバンク(9984)などは上昇した。半面、時価総額の大きい銘柄に左右されやすい東証株価指数(TOPIX)は8営業日ぶりに反落。米国の通商政策への不透明感もあって国内で時価総額首位のトヨタ(7203)は下落した。神戸市内で時価総額首位のシスメックス(6869)は続伸したが、上げ幅は60円(0.60%)にとどまった

 先週来の急ピッチな上昇で高値警戒感から現物株には利益確定の売りが出やすくなっている。半面、相場全体の先高観から日経平均先物12月物には買いが入り、日経平均への寄与度が高い銘柄が引き上げられる先物主導の展開だったとみられる。先行きについては、日経平均が年初来高値である2万4124円を上回ると、上昇に弾みが付くとの見方が出ていた。相場全体が上昇すれば、出遅れた銘柄も後を追いかけるように上昇する可能性が高まるとの見方も多い。

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