日銀神戸支店、景気判断「緩やかに拡大」維持 台風被害の影響には注目

 日銀神戸支店が5日発表した兵庫県の金融経済概況では、兵庫県内の景気について「緩やかに拡大している」との基調判断を8カ月連続で示した。ただ、「一部に豪雨などの天候の影響がみられる」として、4日に神戸市など兵庫県を通過した台風21号などによる、被害の影響に注目していることも強調した。

 輸出は増加基調、設備投資も高水準で推移との見方を維持した。個人消費も「緩やかに持ち直しが継続している」との見方を維持したが、「豪雨などの天候の影響がみられる」と指摘した。西日本豪雨と台風があった7月の百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比10%減。スーパー売上高も既存店ベースで前年同月を下回った。

 武元和彦支店長は、報道を通じて「港湾などの物流施設における被害、一部製造業で工場を休止、百貨店・スーパー・商業施設などでの臨時休業などを承知している」という。こうした被害が「経済・企業活動にどのような影響をおよぼすのか、注意深くみていきたい」と話した。

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