(動画)ファミリア神戸本店を公開 社長「子供の可能性を作る会社に」・8日オープン



 ベビー・子供用品のファミリア(神戸市中央区)は5日、 オープンを8日に控える「神戸本店」を報道関係者らに公開した。岡崎忠彦社長は新本店を通じて「子供服の会社が、子供の可能性をクリエイトする(作る)会社になるのを、この店舗で見てほしい」と語り、新本店の開設に意欲を見せた。オープンからの1年間で40万人の来店客を見込む。

 店舗の玄関から入ると、正面には大きな階段を設置。子供の成長を階段になぞらえ、一段ずつ成長する子供への期待を込めた。階段には座ることもでき、併設したカフェの飲み物をゆっくりと座って楽しめる。2階の物販スペースの中心には、デザイナーの作業を見ることができる「アトリエ」を配置。物販スペースを取り囲むように、妊婦でも安心して受けられるマッサージスペースや託児スペース、食の安心・安全を重視したレストランなどを配置した。

 1階には、子供向けや子育てに関する書籍をそろえたライブラリー、小児科と皮膚科のクリニック、カフェなどを配置した。1階と2階のつなぐエスカレーター横の壁面には装飾とともに、ファミリアが重視する、妊娠から2歳までの1000日間を示す「for the first 1000 days」と大きく書いた。

 年間の売上高は10億円を見込む。8月に閉店した旧本店(神戸元町本店)よりも3億円程度の増収になる見通し。レストランやカフェなど飲食に加え、マッサージや医療など従来は手がけていなかったサービスを展開する分、売上高が増加するとみている。


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