FC2ブログ

(解説)ワールドとは ショッピングセンターで販路拡大、MBOで上場廃止

■ワールド 多ブランド展開する大手アパレルメーカー。代表的なブランドに「OZOC(オゾック)」「UNTITLED(アンタイトル)」「TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)」などがある。ワールドの社名よりも、ブランド名を前面に押し出すのが特徴だ。2000年以降、アパレル大手が百貨店だけでなく、ショッピングセンターなどに販路を拡大する先駆けになった。

 1959年に神戸市生田区(現中央区)で、当時の木口衛社長と畑崎広敏専務らが設立。当初はニットの婦人向けセーターを卸売り販売した。1967年に「ワールドコーディネート」ブランドを開発し、ニット単一商品からトータルコーディネートへと品ぞろえの幅を広げた。1975年に第2のトータルコーディネートブランド「ルイシャンタン」を開発し、多ブランド展開を進めてきた。1984年に神戸市中央区のポートアイランドにある現在の本社(写真=資料)が完成した。

20180822ワールド本社ビル

 1993年に大阪証券取引所(当時)の第二部に上場して株式を公開。99年に東証、大証1部に指定された。だが2005年にMBO(経営陣による買収)を実施し、株式の上場を廃止した。新たな資金需要がなくなったことほか、買収防衛などが目的だと市場では指摘された。バブル経済崩壊の余波で収益が悪化し、経営の立て直しも必要だったもよう。

 2015年に初めて創業家ではない上山健二氏が社長に就任。国際会計基準の導入や、事業構造の再構築を実施した。ネット通販(EC)分野の開拓、収益拡大などが今後の課題になっている。2018年3月期の連結売上収益(国際会計基準)は2458億円、純利益は67億円だった。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

神戸経済ニュースについて

kobekeizai

Author:kobekeizai
神戸市域の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事が書き下ろしです。詳しくはこちら。

広告