17年の神戸市、観光入込客数が最高3933万人 開港150年、BE KOBE効果も

20180820BEKOBEモニュメント

 神戸市は20日、2017年の観光入込客数が前の年に比べて12.4%増の3933万人だったと発表した。観光庁の基準に準拠した統計を始めた10年以降では最高になった。神戸開港150年関連の行事が相次いだほか、メリケンパーク(神戸市中央区=写真)のリニューアルや道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」(神戸市北区)のオープンなどで、神戸観光への関心が高まったのが寄与した。観光消費額は8.3%増の3442億円だった。

 観光地点での日帰り客が18.6%増1858万人、宿泊客が5.9%増の536万人だった。加えて行祭事・イベントは15.5%増の1539万人になった。

 行祭事では、7〜8月に開催した「海フェスタ」を中心とした神戸開港150年の関連行事が集客に寄与した。神戸開港150年の関連イベントに加え、140万人(主催者発表)を集めた「めざせ!世界一のクリスマスツリー」のほか「KOBE Tea Festival」、クロスメディアイベント「078」など新たなイベントが観光客入込数を押し上げた。

20180820主な観光施設の2017年来場者数

 一方で、エリア別では、神戸港が25.4%増の424万人と増加が目立つなど、全エリアで前の年を上回る観光客数を記録した。特に神戸港は、メリケンパークのリニューアルが完成して「BE KOBE」のモニュメントが設置された効果も出た。

 主な施設別では道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」が140万人を集めたほか、「怖い絵展」などを開催した兵庫県立美術館(神戸市中央区)が87.4%増の89万人と大幅に伸びた。半面、須磨海浜水族園(神戸市須磨区)や王子動物園(神戸市灘区)は前年比減だった。

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