兵機海運、姫路港で初の危険物倉庫 資格保有者8人を新たに配置

 兵機海運は8日、姫路港飾磨地区(姫路市)で危険物倉庫を9月から本格的に稼働させると発表した。危険物を適法で取り扱える倉庫が姫路港にできるのは初めて。同社姫路支店の敷地内に新築した。ガソリンなどの液体燃料を含む、消防法上の第4類危険物を保管できる。同社は姫路支店に、新たに危険物乙種第4類取扱者の免許取扱者8人を配置する。

 高床式の平屋倉庫で、敷地面積2500平方メートルのうち、延べ床面積は861平方メートルだ。ドラム缶や18リットル缶、フレキシブルコンテナバッグなどに入った危険物貨物の保管を想定。長さ40フィート型のコンテナから貨物を出し入れする作業ができる広さを確保した。既に姫路支店に配置していた通関士2人と倉庫管理主任者3人に加え、危険物取扱者を配置で安全性を確保した。

 阪神港など大都市圏では保管需要の拡大で、危険物倉庫の供給がひっ迫しているという。姫路・播磨地区でも危険物倉庫の需要が高まりつつあり、新倉庫の設置で地元の荷主との近さを生かしたサービスを展開する考えだ。姫路港を活用した、新たな物流ルートの構築もめざす。30日に現地で完成式典を開く予定だ。

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