中国空調大手のAUX空調が神戸に研究開発拠点 旧P&G本社ビル

 兵庫県と神戸市は7日、中国空調大手の奥克斯(AUX=オックス)空調が神戸市に研究開発拠点を開設したと発表した。空調機器や家電製品の研究開発や設計を手がける日本法人「AUX日本研究所」を5月18日付で設立。7月1日付で拠点を開設したという。オックスは空調機器メーカーが多い関西に拠点を置くことで優秀な技術者を採用し、高性能な製品開発につなげるねらいがあるとみられる。

 研究開発拠点は、六甲アイランドのビル「アジア・ワン・センター」。2016年までP&Gジャパンが本社を置いていた。オフィスビルだが日用品の研究開発施設として使用された実績もある。オックスは新拠点で、主に中国など日本以外の市場で販売する空調機器の開発を担当するという。兵庫県と神戸市は、外国・外資系企業向けのオフィス賃料補助を実施する。

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