シスメックス株が大幅安 4〜6月期の業績に低調の見方

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 6日の東京株式市場ではシスメックス(6869)が6日続落。終値は前週末比840円(8.24%)安の9350円と大幅安だった。一時は9310円と、5月中旬以来およそ2カ月半ぶりの安値に沈んだ。前週末3日大引け後に、2018年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)を発表。営業利益は前年同期比11%増の138億円と増益だった。ただ4〜9月期の会社予想に対する進捗率は47%程度にとどまることなどから、低調な業績との見方から売りが先行したもよう。

 もっとも同社株は6月25日に上場来高値の1万1110円を付けた後、過去最高値圏である1万円を超える水準で推移していた。このため利益確定の売りを出すタイミングを探る動きもあったもよう。4〜6月の業績に低調との見方が広がったことで、都合よく売りのきっかけになった面もありそうだ。野村証券が同社株の投資判断で「BUY」を維持しながら、目標株価を1万2800円(従来は1万3000円)に引き下げたのが売りのきっかけになったとの指摘も出ていた。

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