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シスメックスとJVCケンウ、検査機器の開発製造で新会社 ごく微量でも検査

 シスメックスとJVCケンウッドは3日、ごく微量の検体で高精度な分析・測定ができる検査装置を開発・製造する新会社を設立することで合意したと発表した。ライフサイエンス(生命科学)の分野や、患者に身近な場所で実施する初期診療(プライマリケア)で需要拡大が見込まれる、素早く低コストで検体の検査ができる小型のシステム「バイオデバイス」を開発・製造する。早期の事業化を目指して、新会社を設立する。

 新会社がめざすのは、微細加工技術を前提に設計する検査装置だ。ナノ(ナノは10億分の1)メートルからマイクロ(マイクロは100万分の1)メートル単位の微細な流路に試薬を固定。この流路を通過する検体との反応を制御できるようにすることで、小型でも微量の検体で正確に検査できる装置をなる見込みという。

 新会社名は「クリエイティブナノシステムズ」で10月に設立。資本金1億円のうち51%をシスメックス、残りをJVCケンウがそれぞれ出資する。本社は神戸市西区にあるシスメックスの施設内に置き、神奈川県横須賀市に研究開発拠点を開設する予定だ。社長はシスメックスから、副社長はJVCケンウから、それぞれ送り込む。バイオデバイスの生産技術を確立するための研究開発も進め、2020年度以降の本格的な事業化を計画している。

 シスメックスとJVCケンウは16年から、体内の細胞が放出する微粒子「エクソソーム」を使った検査・診断技術の開発などに共同で取り組んでいた。一連の共同研究の中で、シスメックスの遺伝子やタンパク質の測定技術を活用した試薬の開発力や、JVCケンウの光ディスク成型技術や微細加工技術といった互いの強みを改めて確認。今回の協業につながったという。

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