TOA株が急伸 4〜6月期の営業黒字確保で値上がり率上位

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 3日の東京株式市場ではTOA(6809)が急伸。終値は前日比132円(11.30%)高の1300円と、東証1部の値上がり率ランキングで6位になった。一時は1343円まで上昇した。前日に2018年4〜6月期の連結決算を発表。営業損益が4000万円の黒字(前年同期は2億4600万円の赤字)と、利益の出にくい期初に営業黒字を確保したことで、足元の業績が好調であるとの見方が広がったもよう。

 放送機器の大手。足元では国内の大手ショッピングセンターや駅舎など同社が強みを持つ分野に加え、オフィスビル向け非常放送システムが伸びた。多言語化にも対応しており、訪日外国人観光客の増加などで需要が伸びているとの市場の連想も誘ったという。一方、ローソク足チャートでは、長い上ヒゲを付けた。目先は戻り待ちの売りを消化できるかが焦点になりそうだ。

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