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井戸兵庫知事、県庁舎建て替えの意向表明 元町駅から諏訪山公園にかけ再開発も

20180731井戸兵庫知事会見

 兵庫県の井戸敏三知事(上の写真=兵庫県が配信した動画より)は31日に開催した定例記者会見で、神戸市中央区にある兵庫県の本庁舎1号館(下の写真左)や同2号館(同右)に加え、隣接する兵庫県民会館などを建て替える意向を表明した。1号館は完成から52年が経過するなど、各庁舎とも老朽化で耐震性能が低下しているため。井戸氏は2025年度にも新庁舎を完成させるという。費用は総額で600億円程度になると見込む。さらに元町駅の北側から諏訪山公園にかけての再開発にもつなげたい考えだ。

 新庁舎の建設に向けては、8月中に有識者委員会を設置し、11月には基本構想を決定する。2019年度中に基本計画を決定し、20年度に着手する予定とした。ただ、井戸氏は「効率の悪い仮庁舎は作りたくない」としており、現庁舎から新庁舎に直接引っ越す方針を強調。そのうえで、兵庫県警本部と兵庫県公館の間にある駐車場に、兵庫県民会館を新築して移転。兵庫県民会館の跡地に1号館と2号館の移転先になる高層化した庁舎を建設する案を示した。

 兵庫県が今年度に入って県庁舎1号館の耐震診断を実施したところ、震度6強〜7の地震で倒壊する危険性があることがわかった。1995年の阪神淡路大震災後に実施した耐震補強工事からも20年以上が経過しており、コンクリートの新たな劣化などもみつかったという。同じく震災後に耐震補強した2号館や周辺庁舎も同様の状態と考えられることから、1989年に完成した3号館を除いた兵庫県庁本庁舎のほぼ全体を新築することが適当との見方を示した。

20180731兵庫県庁舎

 兵庫県は現在、庁舎整備基金として200億円程度を積み立てているという。井戸氏は、新たな兵庫県民会館と1・2号館に代わる高層庁舎を建設する「事業に着手するまでに半分ぐらいは基金を積み立てたい」としており、今後2年で同基金を100億円程度積み増す考えだ。残り半分の費用に充てる資金の調達は「緊急防災整備債」の起債について、政府と調整を進める意向も明らかにした。

 さらにJR元町駅西口から兵庫県庁に向かう際の動線が複雑であるほか、バリアフリー化も進める必要などもあって、県庁舎の新築も「全体エリアの中で位置付けて、まちづくりを検討していくべき」(井戸氏)との認識を示した。その際には元町駅から諏訪山公園までの動線を「まちのシンボル軸」と位置づけ、兵庫県公館や相楽園など豊かな緑を活かした歩道などの整備も検討するという。現在の1号館跡地は民間企業が活用することなども検討する方針だ。

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