兵庫県は宿泊予約サイト世界最大手の米エクスペディアで外国人向けに観光情報の提供を、23日から始めたと発表した。米国向けの英語サイト、韓国向けの韓国語サイト、香港向けの中国語サイトにそれぞれバナー広告を表示し、兵庫県を紹介する特設サイト（画像）に誘導する。エクスペディアと兵庫県で４月４日に結んだ「観光・地域活性化連携協定」に基づく事業という。

　期間は９月22日までの２カ月間を予定する。神戸市、姫路市、豊岡市とも連携。外国人にも地名度が高く、人気も上昇中の「有馬温泉」「神戸ビーフ」「灘の酒」「姫路城」「書写山円教寺」「城崎温泉」と６つの観光地・名物と、宿泊施設を中心に「ひょうごゴールデンルート」として情報を提供する。

　バナー広告は、トップページと検索結果ページに掲載する。誘導先の特設サイトは、エクスペディアのノウハウを生かし、外国人の視線で制作できたという。２カ月間のキャンペーン後は、期間中の予約件数の推移や、予約の流入経路などもエクスペディアから報告を受け、効果を検証する予定だ。
　
　エクスペディアは2017年９月に京都市、今年７月に福岡市と連携協定を結ぶなど、国内各地の自治体との連携を積極的に進めている。

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