井戸兵庫知事、豪雨災害など補正予算「100億円超か」 9月議会に向け調整

20180723井戸兵庫知事会見

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は23日午後の定例記者会見で、6月の大阪府北部地震と7月の豪雨災害に伴う補正予算の規模が総額で「100億(円)は超えるでしょう」との見通しを示した。「まだ整理できていないので私も(財政課から)聞いていないぐらい」としながらも、金額の多寡を見極めるうえでは「公共の土木や農地の災害で復旧工事がどれぐらいの規模になるかが中心」と指摘。そのうえで現時点での、おおまかな見込みとして100億円を挙げた。

 7月の豪雨では広島県などで土砂災害が大きな被害につながった。このことから兵庫県が進めている土砂災害対策の工事について、従来計画より「前倒しの努力をする必要があるのではないか、といったことも含めて(補正)予算編成過程で十分に検討していきたいと思っています」と話した。兵庫県は2018年度から「第3次山地防災・土砂災害対策計画」として、人家に近い土砂災害特別警戒区域で砂防ダムの整備などを進めている。

 9月下旬に開会する兵庫県議会の次回定例会に向け調整を進める。兵庫県は同日、援護金の支給や住宅復旧に対する支援策、税の軽減措置など、7月の豪雨災害に伴う被災者支援について発表した。

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