ノザワ、高層建築向け外壁材「アスロックNeo-HS」を高性能化

 ノザワは20日、高層建築の外壁などに使う高耐久性の押し出し成形セメント板「アスロックNeo-HS」を高性能化したと発表した。目地をふさぐシーリングが破損しても、雨水が侵入しない「2次防水」の性能が大幅に向上した。従来も3500パスカルと高い水密性能だったが、瞬間最大風速84メートル/秒に相当する5000パスカルに引き上げた。

 10月1日から出荷する。観測史上最大である1965年の台風23号で発生した瞬間最大風速69.8メートル/秒でも、雨水などを防げる計算だ。風が強く要求性能が高い鹿児島県と沖縄県の高層ビルでも、同製品を使えるようになった。

 2次防水に必要なガスケット(シール材)は工場で貼り付けて出荷するのを標準仕様にした。現場作業が省略でき、1日あたり5〜7%の現場省力化(工期短縮)効果が期待できるという。従来は長方形の同製品を縦に張り付ける仕様だけだったが、横向けに張り付けできる製品も追加し、品ぞろえも強化した。

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