神戸市、太陽光パネルに設置規制を検討 久元市長「災害時に危険性を持つ」

20180711久元喜造市長定例会見

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が公開した動画より)は11日に開いた定例記者会見で、同市にも設置が増えている太陽光パネルに神戸市独自の設置規制を検討すると明らかにした。久元氏は「太陽光パネルが災害時に危険性を持つ」と指摘。今回の豪雨で太陽光パネルが線路上にくずれ落ち、山陽新幹線が一時運転を見合わせる事故が神戸市内で発生。これを機に規制の検討を決めたという。

 一方で、太陽光発電について久元氏は「固定価格買取制度に基づいて売電するが、固定価格が順次下がっていくとなると、事業として継続性に不安がないのか、という問題も指摘されている」との見方を示した。そのうえで「運営会社が倒産するなどで(太陽光パネルが)放置されるとなると、周辺環境が悪化するばかりか災害時の危険性も大きくなる」との見解を語った。

 太陽光パネルを巡っては、これまでにも設置工事中にブルドーザーが転倒し、隣接地に侵入して被害が出たケースがあったという。独自の設置規制について久元氏は「できるだけ速やかに検討し、条例の制定も含めて考えていきたい」と話した。

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