三菱重工、神戸新聞社からオフセット輪転機2組を受注 19年稼働の新工場向け

 三菱重工業は28日、傘下の三菱重工印刷紙工機械(広島県三原市)が神戸新聞社(神戸市中央区)から新聞紙用オフセット輪転機「ダイヤモンドスピリット」(写真=三菱重工の発表資料より)を2組受注したと発表した。姫路市に建設する予定の神戸新聞社の新工場に設置し、2019年春の稼働を予定するという。

20161128三菱重オフセット輪転機

 今回受注した印刷機は1時間に最大16万部の新聞を印刷する能力がある。回転する部分を小さくしたことで、印刷の時にインクを付けて紙に当てる刷版の数が半減。機械全体が小さくなるうえ、省資源、省エネにも寄与する。機械による振動も従来機より小さくなった。

 三菱重工印刷紙工機械は1999年にも神戸新聞社にオフセット輪転機を2組納入。2006年には印刷ユニットを増設した実績があった。神戸新聞社は安定した印刷実績などを評価したようだ。

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