兵機海運株が連日の急落 IPOに視線で人気離散か

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 19日の東京株式市場では兵機海運(9362)が連日の急落。終値は前日比270円(11.89%)安の2000円と、東証2部の値下がり率ランキングで首位になった。一時は1998円まで下落した。前日の大幅安を受けて、見切り売りが加速したもよう。前日は1日で約12%下落し、そのうえ安値引けしていた。さらに7月上旬にかけて新規株式公開(IPO)が相次ぐことで、既上場の中小型株から視線が逸れたとの指摘もある。

 19日の東証マザーズに新規上場したメルカリ(4385)は公募・売り出し(公開)価格の3000円を67%上回る5000円の初値をつけた後、一時は6000円まで上昇した。今後のIPO銘柄でも同様に需給良好で、資金の回転が効くことへの期待感につながりやすい。このため米朝・日朝の首脳会談というテーマを手掛かりに買われた兵機海運の人気が離散しやすかった面もあったようだ。

 北朝鮮関連とみられた銘柄では、伏木運(9361、東証2部)、リンコー(9355、同)もそろって続落した。

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