神戸市、英大学に学生・若手社会人を派遣で合意 海洋関連人材の育成で

20180614久元神戸市長定例会見

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が公開した動画より)は14日に開いた定例記者会見で、神戸市内の18〜30歳の学生または社会人を派遣することで、英ロバート・ゴードン大(アバディーン市)のプロンディンスキー学長と合意したと明らかにした。第1弾として9月中旬に約1週間の派遣を実施する。6月下旬にも募集を始める予定だ。

 アバディーン市は英スコットランド北部の主要都市で、北海油田などにも近く、海洋構造物の建設など関連産業で先行。ロバート・ゴードン大は海洋人材の育成拠点になっている。同大に短期派遣する学生、社会人はサマースクール・プログラム(夏期講座)を受講し、海洋産業の概要を学ぶほか、最新シミュレーターを使った掘削技術などを体験する。

 久元氏は8日までの海外出張で、アバディーン市を訪れた際にプロンディンスキー学長と人材育成や水素・再生エネルギーの活用に関する知見の共有などで意思確認書を交わしたという。久元氏はアバディーン市のクロケット市長とも意思確認書を交わしており、同市と連携を深めながら神戸市で海洋産業を振興する計画だ。

 久元氏の海外出張は3〜8日の6日間。久元氏のほか川原田弘子前副議長など市議3人、神戸大の小田啓二副学長と内田誠海事科学研究科長、川崎重工業、タキオニッシュホールディングス(静岡市清水区)、三菱重工業の担当者らに加え神戸市職員の合計18人で訪問団を構成し、アバディーン市を訪れた。

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