アシックス、世界初で新素材「セルロースナノファイバー」使ったシューズ

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 アシックスは1日、世界で初めて植物由来の新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」を使ったシューズを商品化したと発表した。高機能ランニングシューズ「GEL-KAYANO 25(ゲルカヤノ25)」(写真=アシックスの発表資料より)の採用し、国内外で1日から順次発売する。SDGs(持続的開発目標)の趣旨にも合う材料のうえ、耐久性と軽さが同時に向上した。

 足の甲を覆う部分(甲被)と靴底の間の中間クッション材「ミッドソール」を構成するスポンジ材で、気泡を補強する素材にCNFを採用した。通常は相反する機能である耐久性と軽さを同時に高めることに成功。従来のミッドソール材に比べて、軽さを維持したまま強度が約20%、耐久性が約7%高まった。

 CNF素材は、京都大の矢野浩之教授を中心とする産学連携グループが新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトで開発した製造工程「京都プロセス」をもとに、1月から星光PMCが商業生産を開始していたものを原料の一部に使用した。京都プロセスを活用した実用化製品としても世界初になるという。

 CNFは地球上にある木材から生産できる素材で、植林などで計画的に再生産できるため枯渇の可能性が低い(持続可能性の高い)素材とされる。石油を原料とする素材と異なり環境負荷が小さいうえに、軽量で強度が高いことから、さまざまな分野に応用できると近年研究が進んでいる。

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