ワールド、クラウドファンディングのキャンプファイヤーに出資 若手支援で活性化
- 2018/06/01
- 21:01
アパレル大手のワールドは1日、クラウドファンディング仲介サイトのCAMPFIRE(キャンプファイヤー、東京都渋谷区)と資本業務提携したと発表した。ワールドがキャンプファイヤーの第三者割当増資を引き受けた。ワールドの出資額などは非公表。キャンプファイヤーを通じて資金調達する若手のデザイナーらを、ワールドが製造ノウハウを提供するなどで支援することで、ファッション業界を活性化するのがねらい。
キャンプファイヤーは2011年からクラウドファンディング仲介のサイトを手がける。16年10月にはアパレル向けのクラウドファンディング「CLOSS (クロス)」を立ち上げた。ただクラウドファンディングを利用する若手デザイナーなどの中には、パタンナーがいないといった製造ノウハウがそろっていないケースもある。ワールドの支援によって、そうした案件も事業化に結びつきやすくなるとの見方で両社が一致した。
第1弾として、キャンプファイヤーが審査のうえで支援を決める「ファッションフォワード」で選んだ3ブランドについては、同社とともにワールドも支援を開始する。具体的な支援内容は今後詰めるが、ワールド北青山ビル(東京都港区)1階のロビーを展示スペースに活用することなども含め、徐々に協業を広げていくもようだ。
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