神戸市長、都市空間計画「人口減少社会の課題」 イニエスタ「いやが応にも優勝期待」

20180531久元神戸市長定例会見

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が公開した動画より)は31日の定例記者会見で、25日に意見募集(パブリックコメント)の結果を公表した「神戸市都市空間向上計画」について、「我が国全体として人口減少社会の中で、進めていかなくてはならない課題」との認識を示した。そのうえで「強制的な移住や、駅から離れているところの行政サービスを低下させる方向性を打ち出しているわけではありません」と強調した。

 意見募集では都市空間向上計画に反対する意見も見られたが、久元氏は「ものすごく定型的な答え(意見)が来ている」と指摘。「一定の政党や団体が、非常に組織的な呼びかけをされているのではないかなと思っている」との見解を語った。同計画に対する記者の質問に答えて述べた。

 一方、サッカー・スペイン代表のアンドレス・イニエスタ選手がJ1のヴィッセル神戸に移籍したことについては「当然のことながら、優勝への可能性に対する期待が、いやが応にも高まる」と指摘。J1神戸の戦力アップに対する期待を慎重に語った。記者からは経済効果について質問があったが、「経済効果の前に、神戸市民として、すごくワクワクするし、とても嬉しいですよね」とイニエスタ選手を歓迎した。

 そのうえで神戸への関心が高まったことや、同選手による後身の育成など期待されていることから、スポーツ振興について「世界に向かっても発信できるし、地域のすそ野も広がる」と指摘。「そのこと自体、経済的に換算できない大きな価値がある」としながらも、「そうした活動が広がることによる利益があるのではないかと思っています」とも話した。

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