上組、米国に現地法人を「復活」 米・メキシコ間の輸送需要に対応

20180521上組USA

 上組は21日、米国に現地法人「上組USA」(テキサス州ダラス)を4月24日付で設立したと発表した。上組の全額出資。自動車産業を中心に、日系企業の米国〜メキシコ間の輸送需要が高まったたため、メキシコ同様に米国でも自社の拠点を整備する必要があると判断したという。上組は米国の現地法人をいったん閉鎖した経緯がある。1990年代以来になる米現地法人を「復活」させた形だ。(写真は上組USAが入居するビル=上組の発表資料より)

 90年代後半から日系企業の物流需要が中国や東南アジアに移る中、上組も経営資源をアジアにシフト。選択と集中の一環として米現地法人は閉鎖した。だが、2010年代に入って国内の大手自動車メーカーが相次いでメキシコに新工場を建設したことなどもあり、上組も2015年10月にメキシコで現地法人を設立。さらに米現地法人の再開で、より品質の高いサービスができるようになるとみている。

 米国の現地法人を再開したことで、米国に拠点を持つ既存顧客以外にも、サービスが提供しやすくなる公算だ。今後は米現地法人を設立したダラス以外の主要都市への拠点開設なども視野に、米国での事業を拡大したい考えだ。

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