アジア景気堅調、「国際宝飾展」も活況に 神戸国際展示場で18日まで

20180516神戸国際宝飾展

 「この展覧会が、神戸の真珠産業をより盛んにする大きな契機になるよう期待している--」。こう意気込むのは、神戸市の久元喜造市長だ。16日午前に神戸国際展示場(神戸市中央区)で開幕した見本市「第22回神戸国際宝飾展」の開会式(写真)であいさつした。開会式では久元氏のほか、小売店など国内外の有力バイヤーら総勢45人がテープカットした。15カ国の580社が出展し、18日までの3日間で実際の商品を目の前にしながら商談に臨む。

 事前の登録者数などから来場者数は昨年(1万2091人)を上回る1万3000人程度を見込む。このうち海外からの来場者は約2000人になる見通しだ。主催者である展示会の企画会社リードエグジビションジャパン(東京都新宿区)によると、神戸国際宝飾展の会場では例年70億円程度の商談が成立しているという。神戸は、世界で流通する真珠の約7割が加工されているという真珠の街。堅調に推移するアジア景気を追い風に、一段と活発な売買への期待が膨らみそうだ。

 神戸国際宝飾展は
1997年から毎年開催。95年に発生した阪神淡路大震災からの復興をめざし、神戸の宝飾関係者らが誘致したのがきっかけという。中国や韓国、台湾、東南アジアなど海外のバイヤーなども仕入れに訪れる西日本最大の総合的な宝飾品の見本市になった。国内外からの来場者による神戸での飲食、宿泊など経済波及効果が会期の3日間で約20億円になるとの試算もあるという。

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