明治海の今期、純利益34%減の見通し ドック入り船舶が増加
- 2018/05/15
- 13:40
明治海運は15日、2019年3月期の連結純利益が前期比34%減の12億円になりそうだと発表した。主力の外航海運業では、前期に比べドック入りする船数の増加によって費用が膨らむ。外為相場の円高・ドル安も逆風になる。ホテル関連事業は宴会の伸び悩みを宿泊で補い前期並み、不動産賃貸業は減益を見込む。配当計画は未定とした。
売上高は微減の416億円、営業利益は27%減の41億円を見込む。前期に投入した船舶の通年寄与に加え、今期に新たに2隻を投入する予定。ただ予想の前提になる為替レートを前期よりも円高の1ドル=105円に想定したことで外航海運業の売上高は前期並みにとどまる見通し。フィリピンで18年4月に船員トレーニングセンターの運営を開始したが、船員確保や教育の施策は今後も強化する。
同時に発表した18年3月期の連結決算は、純利益が前の期比56%増の18億円だった。前の期に15億円を計上した減損損失に伴う特別損失が、前期は3700万円にとどまった。売上高は12%増の417億円、営業利益は5%減の55億円だった。
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