兵機海、今期純利益19%減に 前期に税金費用が減少、取扱貨物は増加

20180510兵機海決算グラフ

 兵機海運は10日、2019年3月期の連結純利益が前期比19%減の2億5000万円になりそうだと発表した。1月29日に子会社解散の決定による債権放棄が発生したのを受けて、前期の税金費用が減少した反動が表れる。貨物の取扱量は引き続き増加するとみる。今期の配当は未定とした。

 売上高は5%増の140億円、営業利益は11%増の3億8000万円を見込む。前期に続き、鋼材や原料になる鉄スクラップの輸送量が伸びる見通し。輸送量の増加で運行効率が改善し、燃料価格の上昇を吸収する。円安進行などを背景に機械類の輸出なども続き、港運事業も順調に推移するとみている。

 同時に発表した18年3月期の連結決算は、純利益が前の期に比べて2倍の3億700万円になった。鉄鋼やスクラップの輸送量増などに加え、税金費用の減少が寄与した。売上高は7%増の133億円、営業利益は76%増の3億4100万円だった。

 前期末の配当金は80円に決めた。普通配当の50円に、創立75周年に伴う記念配当30円を積み増した。中間配当は実施しなかった。

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