神戸製鋼の山口新社長「おかしいこと率直に声を上げて」 新入社員に呼びかけ
- 2018/04/02
- 11:36

神戸製鋼所の社長に1日付で就任した山口貢氏は、2日午前に神戸市灘区の本社(写真=資料)で開いた入社式であいさつし、「品質にかかわる不適切行為の再発防止策の遂行に全身全霊を傾けていきます」と社長就任にあたって抱負を述べた。新入社員に対しては「職場でおかしいと感じることがあれば、率直に声を上げ、是非新しい息吹をもたらして下さい」と呼びかけた。神戸製鋼が発表した。
山口氏は同社の2018年3月期の連結経常損益が600億円の黒字(前の期は191億円の赤字)と、同社の収益が大幅に回復する見通しについて触れたうえで、経営状況について「外部環境の好転の影響が大きく、品質問題に伴う課題も多く抱えており、楽観はできません」と説明した。一方で、今後の業績拡大には「中期経営計画で定める『素材系事業、機械系事業、電力事業の3本柱による成長戦略』を追求していくことに尽きます」と従来の経営計画を堅持する方針を示した。
2018年4月の新入社員は前年比74人減の401人。このうち女性は50人、外国人は5人になった。総合職事務系の採用47人のうち4人がラグビー部採用という。
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