フェリシモ、前期純利益9億9000万円に上方修正 販管費を圧縮

20180323 フェリシモ業績予想修正グラフ

 フェリシモは22日、2018年2月期の連結最終損益が9億9000万円の黒字(前の期は75億4800万円の赤字)だったようだと発表した。従来予想の6億6100万円から上方修正し、黒字幅が拡大した。売上高は従来の想定を下回ったが、販管費を当初の見込みより圧縮したのが寄与した。販売費が当初の想定よりも少なかったうえ、投資計画の変更などで設備費も膨らまなかった。

 営業利益は8億5000万円の黒字(前の期は4億9900万円の赤字)の見込み。従来予想は6億3100万円だった。

 半面、売上高は前の期に比べ5%減の292億円になったようだ。従来予想の301億円から下方修正し、減収幅が拡大した。物流価格の上昇を受けて、顧客が負担する送料を値上げしたのが影響した。新規事業の分野は総じて前の期を上回ったが、送料値上げが逆風になり想定ほど伸びなかったという。

 フェリシモは4月9日に2018年2月期の連結決算を発表する予定だ。

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