神戸医療産業都市のかじ取り「推進機構」発足 先端医療振興財団を改組

20180318神戸医療産業都市

 神戸市は外郭団体の先端医療振興財団を4月1日付で改組し、神戸医療産業都市推進機構を発足させる。神戸医療産業都市(写真=資料)の全体の調整や、複数の研究機関や企業にまたがる研究・開発の橋渡し役など、神戸医療産業都市の「かじ取り役」としての地位を明確にする。7日に開いた2017年度第4回の評議会で、名称変更などを含む定款変更をすでに承認した。

 振興財団は神戸市が92.87%を出資する。推進機構の発足後も、引き続き公益財団法人の法人格を維持する。振興財団は2000年の発足当時から神戸医療産業都市の中核的な支援期間の位置付けだったが、神戸市の住民向けに先端医療を提供する機会を設けることも念頭にあり、病院機能も持っていた。振興財団の病院機能を担った先端医療センター病院は17年11月、中央市民病院に統合した。

 今後は推進機構の組織である先端医療センター研究所、臨床情報研究センター、クラスター推進センター、細胞療法研究開発センターの4機関を中心に、異業種や異分野の交流の場などを提供。新たな技術革新などを通じて、より多くの企業や研究機関を誘致することなどをめざす。

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