石原ケミカル、今期純利益5%増の20億円に 自動車・データセンター向け堅調

20240516石原ケミカル

【神戸経済ニュース】ハンダめっき液大手の石原ケミカル(4462)は15日、2025年3月期の連結純利益が前期比5%増の20億円になりそうだと発表した。自動車の生産回復や、データセンターの増設に関わる金属表面処理剤が堅調に推移するとみている。高機能パッケージ基盤の市場拡大に合わせた新規顧客の獲得もめざす。年間配当金は前期比4円増配の40円(うち中間20円)と、6期連続で増配を予定する。

 売上高は8%増の224億円、営業利益は17%増の27億円を見込む。売上高は前期に続く過去最高、営業利益は22年3月期以来2期ぶりに過去最高になる見通しだ。15日に記者会見した酒井保幸社長は、表面処理剤の分野で「今年に入って半導体向けが徐々に回復している。下期にかけて回復の速度が上がるとみている」と話していた。自動車用化学製品などの分野では、海外向けに傷消し研磨剤(コンパウンド)などの展開をめざす。

 同時に示した24年3月期の連結決算は、純利益が13%増の19億円だった。金属表面処理剤では自動車、データセンター向けで、電子機器向けの減少を補った。自動車用のエアコン洗浄剤こコーティング剤は、取り組みカーディーラーの拡大で販売が伸びたほか、抗菌消臭剤やコンパウンドの新製品が売上高の増加に寄与した。売上高は2%増の207億円、営業利益は9%増の23億円になった。

 あわせて16日〜10月31日に、自己保有分を除く発行済み株式数の1.67%、25万株を上限に自社株買いを実施すると発表した。

 英投資ファンドの「ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド」(NAVF)による株主提案に反対の意見を表明した。NAVFは自社株買いの拡大と、取締役の過半数を社外取締役にする定款変更を提案。石原ケミは自社株買いは自社のルールに従って、すでに実施ていると指摘。すでに3分の1が社外取締役であるうえ、定款で社外取締役の人数を規定すると、局面に応じた最適な取締役会を構成する妨げになると反論した。

▽関連記事
関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

カレンダー

04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

広告

広告

広告