ヒラキの前期、12期ぶり最終赤字 店舗好調も通販で苦戦で・商品開発体制を強化

20240511ヒラキ

【神戸経済ニュース】格安靴を販売するヒラキ(3059)が10日に発表した2024年3月期の連結決算は、最終損益が1500万円の赤字(前の期は1億1100万円の黒字)だった。岩岡本店(神戸市西区)や姫路店(姫路市)に開設した「おかし館」の集客効果などで店舗販売事業は順調だったが、通信販売事業が苦戦した。春夏物の商戦期に入る3月までに、販売促進の核になる魅力的な商品が投入できなかった。海外通販サイトの台頭で、競争も激しくなった。

 売上高は7%減の133億円、営業損益は700万円の赤字(前の期は1億9200万円の黒字)になった。通販では円安に伴う値上げを実施する際に、新たな付加価値を訴えて販売を伸ばすことができた商品が少数にとどまった。例年需要が膨らむ3月に、婦人靴を中心として春夏物商戦は伸び悩み。新学年を控えた需要は下支えになったが、24年1〜3月期の通販の売上高は前年同期比84%にとどまった。期末配当は予定通り10円とし、年20円配を維持した。

 25年3月期の連結業績予想は、最終損益が1億円の黒字になる見通し。22年3月期までに新型コロナウイルスの影響で海上物流が混乱し、中国から商品の到着が遅れたことで在膨らんでいた在庫の整理も一巡。「今期は秋冬物から幅広く、コスパのよい魅力的な販促商品を投入し、収益改善につなげたい」(現業支援本部)という。

 これまで神戸市須磨区の本部ビルに置いていた商品開発担当を、岩岡本店の事務所内に移動して商品の開発体制を強化。店舗の近くで、より消費者の需要を的確にとらえた商品企画をめざす。今期の秋冬には100点以上の自主企画製品を、新たに投入したい考えだ。売上高は4%増の139億円、営業損益は1億5000万円の黒字を見込む。年間配当は20円(うち中間10)を据え置き。

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