アシックスの1〜3月期、幅広く販売好調で純利益64%増 7月1日に株式分割

20240511アシックス

【神戸経済ニュース】スポーツ用品大手のアシックス(7936)が10日に発表した2024年1〜3月期決算は、純利益が前年同期比64%増の267億円だった。1〜3月期としては2年連続で最高益を更新した。高価格帯のランニングシューズを中心に、幅広い商品で販売が好調だった。円安も追い風になり販売が上振れした一方で、販管費は期初の計画通りに抑制し、利益が膨らんだ。街履きのスニーカーや、オニツカタイガー製品の販売も伸びが目立った。

 売上高は14%増の1741億円、営業利益は53%増の338億円になった。商品の種類別の売上高は、ランニング向け「パフォーマンスランニング」が13%増の878億円、ランニング以外のシューズや競技用品「コアパフォーマンススポーツ」が9%増の248億円、ウエアなど「アパレル・エクィップメント」が3%減の93億円、スニーカーの「スポーツスタイル」が38%増の234億円、「オニツカタイガー」ブランドが42%増の180億円だった。

 テレビ会議システムを通じて記者会見した富永満之社長は「製品力が向上したうえ、チャネルミックス(広告宣伝や販売の経路の組み合わせ)によってブランド力が向上し、これが粗利率の改善に表れたと考えている」と説明した。苦戦していた北米での販売が伸びたほか、ネットを通じた顧客とのコミュニケーションの拡大など「アシックスがやりたいことができた」(林晃司・常務執行役員CFO)のが好業績に表れたという。

 24年12月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比2%増の360億円を見込む。通期予想に対する1〜3月期の進捗率は74%になった。

 同時に7月1日付で1株を4株に株式分割すると発表した。株価が上昇していたため、分割して最低投資単位を引き下げ、幅広い投資家層を株主に取り込み、流動性向上をねらう。同社の株式分割は1964年に株式を公開して以来初めて。株式分割に伴って、年70円(うち中間35円)としていた1株あたり配当は、実質80円に増額する。6月末の株主を対象に40円を中間配当し、12月期末には分割後の1株に10円を配当する計画とした。株主優待は分割後も100株以上保有する株主を対象とする。

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