ネスレ日本、「ネスカフェ」製品など6〜10%値上げ 物流費の上昇を転嫁

  20180313ネスカフェゴールドブレンド

 ネスレ日本は13日、主力の粉末コーヒーである「ネスカフェレギュラーソリュブルコーヒー」の家庭用製品と業務用製品の一部に加え、コーヒーマシン「ネスカフェドルチェグスト」専用カプセルの一部を値上げすると発表した。値上げ幅は6〜10%になる。物流コストの増加を製品価格に転嫁する。

 人手不足を背景に、企業の物流費が増加している。ネスレ日本でも2017年の物流費は年間で、15年に比べて約5割増加したという。同社は継続的にコスト削減に取り組んだが、足元の貨物運賃などの上昇は急速で、企業努力だけでは吸収しきれないと判断した。

 レギュラーソリュブルコーヒでは「ネスカフェゴールドブレンド」80グラム(写真=ネスレ日本の発表資料添付画像)は希望小売り価格が、従来の税別869円から955円などになる。専用カプセルでは、レギュラーブレンド(ルンゴ)などで16杯分が同856円から906円になる。値上げは4月1日から。

 報道などによると、ネスレ日本の高岡浩三社長が7日に開いた事業戦略発表会で、「ネスカフェレギュラーソリュブルコーヒー」などの値上げに言及したもよう。物流費の増加による経営への影響などを発表会の資料に盛り込んでいた。

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