川崎神商会頭、34年ぶり円安「中小企業は原材料価格の高騰もろに影響」

20240509川崎神商会頭

【神戸経済ニュース】神戸商工会議所の川崎博也会頭(写真)は8日の定例記者会見で、円相場が一時1ドル=160円台まで下落するなど34年ぶりの円安について「中小企業は原材料価格の高騰の影響をもろにかぶってしまう」と、警戒感を示した。足元では中小企業を中心に賃上げを巡る労使交渉が進んでいるが、「継続的な賃上げの原資(の圧迫要因)として、どうかなという不安要素の1つ」が足元の急激な為替相場の変動だと指摘した。

 昨年末には1ドル=141円台前半だった円相場が160円まで下落した。川崎会頭は「約20円も短期間で振れるのは、経営上きわめて問題」と影響の深刻度を指摘。ただ「介入の可能性も含め目先は乱高下の可能性がある」「為替相場はアンコントローラブル(制御不能)」との認識を示した。

 さらに川崎氏は「大企業なら為替予約などのリスクヘッジも、ある程度はできるが、中小企業はそうした武器をほとんど持たない」との認識も示した。中小企業が為替相場の急変動に対応する方法について「アイデアもあるようなので、いろいろ議論したいと思うが、しかしすぐに何か対策というと、なかなか難しい」と話していた。

 このほか、国交省が神戸地区でも導入を検討している「日本版ライドシェア」については「すでに導入した東京や京都での評価をまだ聞いていない」「規制緩和が動き出したのは間違いないが、どう位置付けるかは、まだ課題があるのでは」と述べた。一方で「ライドシェアは大都市よりも(さらに運転手不足が深刻な)地方の都市でこそ、力を発揮するのではないか」との印象も語った。

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