日本イーライリリーのトムセン社長、レカネマブと競合「心配していない」

20240509トムセン社長

【神戸経済ニュース】日本イーライリリー(神戸市中央区)のシモーネ・トムセン社長(写真=同社提供)は8日の記者会見で、同社が2023年に承認申請したアルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」について、エーザイ(4523)と米バイオジェンが開発した「レカネマブ」との競合関係を記者が質問すると、「まったく心配していない」との認識を示した。トムセン社長は、認知症の人が25年に「厚労省の予測では650万〜700万人に増え、(治療に)14兆円の費用が必要とみており、より多くの製薬会社がリスクを取って市場に入ってほしい」と、認知症が社会的な課題であり積極的な取り組みが必要であるためとの見方を示した。

 ドナネマブの「薬価について開示できるタイミングではない」としながらも、認知症の治療費は「2060年には23兆円になると言われており、これは医療制度に対してかなりの負担になる」と指摘。ドナネマブ等の治療薬によって、高齢者が「自立した生活を、より長く過ごすことで大きな改善につながると思う」とも語った。

 一方で、ドナネマブの発売によって患者の手元に「治療と届ける」のと同様に、患者が「診断・治療にアクセスし、医療従事者がきちんと診断ができる、といった『エコシステムの構築』が重要だ」とも指摘。「そうした環境づくりにも力を入れていきたいと考えており、神戸市との協力が重要なのもそのため」と述べ、住民の健康管理をになう自治体と連携した認知症への取り組みに力を入れたい考えも強調した。

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