香川さん・薦田さん・加藤さんが1位 コンテストなど表彰式・洋菓子フェスタ

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「職人道」作品と洋菓子協会の佐野会長、加藤さん、兵庫県の篠井課長

【神戸経済ニュース】兵庫県洋菓子協会(神戸市灘区)と神戸ファッション協会(神戸市中央区)は4月30日、同日まで大丸神戸店で開催した2024洋菓子フェスタ in Kobeの一環で「第18回デコレーションケーキコンテスト」「第5回神戸洋菓子職人道」の表彰式を開催した。「コンテスト」ではデコレーションケーキの部の第1位である兵庫県知事賞がヴィタメールジャポンの香川敦郎さん、ピエス・アーティスティック(細工物)の部で第1位の神戸市長賞はパティスリーリッチフィールドの薦田湧斗さんだった。手際のよさや器具の使い方など、見えるもの全部を審査対象にして大型あめ細工を仕上げる「職人道」はヴィタメールジャポンの加藤将弥さんが、第1位の兵庫県知事賞を獲得した。

 世界的にみても高い技術を誇る神戸の洋菓子業界で、若手パティシエ(洋菓子職人)の登竜門とされるコンテストだ。(各賞の一覧はこちら)今回は5月17日からパラスポーツの世界大会である「世界パラ陸上競技選手権大会」を、ユニバー記念競技場(神戸市須磨区)で開催するのを記念して「スポーツ」が共通のテーマ。多様な見方を誘うテーマで難易度が高かったが、参加した若手パティシエらは知恵と技術を尽くしてスポーツを表現した。兵庫県知事賞の授与は兵庫県産業労働部の篠井省吾・能力開発課長、神戸市長賞の授与は神戸市経済観光局の八木美咲ファッション産業課長がそれぞれ担当した。

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デコレーションケーキ作品と篠井課長、香川さん

 デコレーションケーキで第1位の香川さんは、作品の世界を「友達と遊びに行った先で、バドミントンを楽しんだ思い出」と定めて、細部を想像しながら作品を製作したという。これまで、あまり製作したことのなかった女の子を登場させる挑戦があったほか、人物のポーズを工夫することで躍動感を出した。ピエス・アーティスティックで第1位の薦田さんは、他の出品者と同じスポーツにならないよう、あえてウィンタースポーツを取り上げた。自分でも実際の競技と同じポーズを取って、衣服のシワの出方などを観察。写実的な作品に仕上げた。ウィンタースポーツだけに寒色だけでまとめたのも工夫した点の1つという。

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ピエス・アーティスティック作品と香川さん、薦田さん

 あいさつした兵庫県洋菓子協会の佐野靖夫会長(レーブドゥシェフ社長)は、「働き方改革が指摘される中で、技術を磨くために自分の時間を見つけて若手が研さんを積む姿は、洋菓子業界にとって貴重なことだ」と語った。入賞者に対して「ぜひとも、きょう渡した表彰状を抱いて寝てほしい。それぐらい自分をほめてやってほしい」と呼びかけた。さらに「審査講評も今後の自分の作品に生かしてほしい」と、前向きに技術を磨く若手らを励ました。

 ベテランのパティシエ7人が100点満点で審査。それぞれの部門で審査員の平均点を競った。審査員長を務めたケーキハウスツマガリ(西宮市)の岩佐康雄さんは講評で、「これが断トツという作品はなかった」という印象で審査員が一致したという。「テーマ、アイデアを重んじる作品や、構図、色彩、技術に注力した作品など」に分かれたと指摘。「上位の作品でも審査員によって意見が分かれた」「評価の対象である5項目を、すべて上手く取り入れることができれば、断トツの作品も出てくるのでは」と述べ、やや厳しめ講評によって若手の伸びしろの大きさに期待を寄せた。

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