久元神戸市長、川重の台車亀裂問題「中小企業への影響を注視したい」
- 2018/03/08
- 21:28

神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が公開した動画より)は8日に開いた定例記者会見で、川崎重工業が新幹線の車両向けに製造した台車に亀裂が入った問題を受けて「(川重の)下請け会社をはじめとする、神戸市内の特に中小企業に対する影響があるのかないのか、注視をしていきたい」と述べた。神戸製鋼所に続き、神戸市を代表する製造業で不適正な製品の納入が相次いで発覚したことに関連して、記者の質問に答えた。
現時点での動向について久元氏は、川重の鉄道車両部門の下請け企業で構成する川重車両協同組合に神戸市の経済観光局が問い合わせた結果、「現時点においては大きな影響は発生していない」(久元氏)との認識を示した。ただ今後、川重の鉄道車両で受注量が減るなどの可能性もゼロではないことから、引き続き動向に注目する方針だ。
神戸製鋼の川崎博也会長兼社長らがデータ改ざん問題を受けて引責辞任を発表したことについて久元氏は、「できるだけ早く次のトップを決めていただいて、そのリーダーシップのもとに信頼回復を確実なものにしていただきたい」と語った。
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