川重、水素30%を混焼する大型ガスエンジン実証設備 10月から発電・神戸工場

20240416水素混焼設備

【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)は15日、発電出力が8メガワット(メガは百万)級の大型ガスエンジン発電設備で、燃料の30%を水素にして混焼する実証設備の建設工事を始めたと発表した。同社の神戸工場(神戸市中央区)で稼働する、都市ガスが燃料のガスエンジン発電設備(発電出力7.5メガワット)を水素混焼に対応できるよう改造する。(図は実証設備の完成予想図=川重提供)

 水素の供給システムを増設し、エンジンの燃焼室を改造する。5月に完成し、10月にも「水素混焼ガスエンジン発電設備」として稼働する。発電出力7.5メガワットで年4000時間運転することで、都市ガスだけを燃焼した場合と比べ二酸化炭素(CO2)排出量は約1150トン減少する。約420世帯の年間排出量に相当するCO2排出を削減できるという。

 水素は都市ガスや天然ガスに比べ燃焼速度が速く、燃焼温度が高いことから過熱による部品の早期劣化や、異常燃焼などが懸念されている。こうした課題に川重は、発電出力・水素混合比率など顧客の運転環境に応じて燃焼状態を制御できる独自の制御システムを開発。燃料に水素を混ぜても、従来のガスエンジンと同じ発電出力が得られるようにした。

 川重は25年に水素混焼できる機種の発売と、現在稼働中の川重製ガスエンジンの改造の開始を予定している。

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