ムカシネ次期ルワンダ大使「神戸にジェノサイド慰霊碑を建立したい」

20240405ムカシカルワンダ大使

【神戸経済ニュース】駐日ルワンダ大使に就任予定のマリー・クレール・ムカシネ氏(写真)は4日、神戸市役所で同市の久元喜造市長と会談し、「神戸にジェノサイド(民族大虐殺)の慰霊碑を建立したい」と述べた。合わせて、1994年に100日間にわたって80万人以上が犠牲になった大虐殺が始まった7日に、神戸市内の建物で「悲劇が2度と繰り返されないよう、ルワンダの国旗の色でライトアップできるかお伺いしたい」と申し入れた。そのうえで「ルワンダは日本との関係を大事にしており、その中で(首都)キガリと神戸市との関係は中心的な役割をはたしている」と強調した。

 すでに欧州ではオランダ、フランスに慰霊碑を設置。北米では米国、カナダ、さらにアフリカ各地にも設置したという。ムカシネ氏は「日本では2都市間で交流がある神戸市に、まず声をかけることを決めた」と話した。建立の方法については「さまざまな方法がある」といい、現地住民が起案してルワンダ政府が支援したケースや、ルワンダ側で起案して現地の協力を受けた場合などがあるという。これを受けて久元市長は神戸市の担当者に、慰霊碑についてルワンダ大使館と協議を続けるよう指示した。

 一方、ライトアップについて久元氏は「確かに神戸市内にライトアップなどの施設はあるが、それなりに準備が必要であるため7日は難しい」と回答。一方で神戸市の住民に対して、大虐殺から30年のうちに「生じた憎しみをいかに消し去り、和解の努力を重ねてきたのかというのを知らせることはできる」と述べ、広報活動には協力する方針をムカシネ氏に伝えた。ルワンダの大虐殺の翌年には阪神淡路大震災が発生しており、「理由は異なるとはいえ、1度に多くの人を失う悲しみは神戸市民も共有できると思う」と話した。

 会談では日本とルワンダ、神戸とキガリの経済交流が互いの利益になることを改めて確認。8日に国連大学(東京都渋谷区)で開催する大虐殺の追悼式典に、公務のため久元氏が出席せず、神戸市から垣内正雄・市長室国際部長が代わりに出席することなども確認した。

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