ワールド、今期純利益85億円に ブランド事業の改善継続・営業最高益へ

20240404ワールド

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)は3日、2025年2月期の連結純利益(国際会計基準)が85億円になりそうだと発表した。前期(決算期変更のため11カ月)との単純比較では26%増える。在庫管理の厳格化や値引き販売の抑制などで、ブランド事業の収益性改善が継続し、収益をけん引する。新型コロナウイルスの影響で外出を控えた反動増は一巡するが、販売経路ごとに適した商品企画や売り場の利便性向上などで販売増をねらう。

 売上収益は2300億円、営業利益は155億円を見込む。営業利益は従来の過去最高である19年3月期の148億円を上回る見通し。既存店売上高は2.9%増、店舗数は差し引き43店舗の増加、ネット通販の売上高は3.6%増を想定。ブランド事業の事業別(セグメント)利益は132億円と、過去最高になる見通し。遅れ気味の海外事業も本格化に向けて人材強化を急ぐ。高級古着の「ラグタグ」、高級バッグ共有の「ラクサス」など「サーキュラー事業」も出店を加速する。

 年間配当金は75円(うち中間37円)を予定する。前期の56円(うち中間26円)から19円の増配を計画。増益に加え、配当の対象期間が前期に比べて1カ月長い12カ月になることで増配幅が大きくなる。

 同時に発表した24年2月期の連結決算は、純利益が67億円(12か月の23年3月期は56億円)だった。新型コロナの影響後退で外出用のアパレル需要が回復した。ショッピングセンター向け「ミドルロワー」(中価格帯以下)のブランドで販売回復が目立った。3日夕方に開いた決算説明会で鈴木信輝社長は、コロナ後の回復で「ミドルアッパー(中高価格帯)やライフスタイル(雑貨など)で立ち遅れが顕在化したのは猛省している」と語った。

 売上収益は2023億円、営業利益は120億円(23年3月期は2142億円、116億円)だった。営業利益、純利益は12か月だった前の期を上回った。

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