日銀神戸支店、兵庫景気「緩やかに拡大している」を据え置き

 日銀神戸支店が5日発表した兵庫県の金融経済概況では、県内景気について「緩やかに拡大している」との見方を2カ月連続で示し、景気の基調判断を据え置いた。需要面では輸出が増加基調で、設備投資は高水準で推移。個人消費も緩やかに持ち直しているという。総じて景気が拡大局面であることを示す内容と日銀は判断した。

 需要動向について分野別に見ると、2017年12月の家電販売額は前年同月比5.9%増と高水準の伸びを示し、個人消費をけん引した。乗用車の新車登録台数も前年を上回る。主要ホテルの客室稼働率は前年同月比3.2%高い69.9%だった。

 生産・出荷も増加基調にあり、物価も前年比上昇が継続している。1月の企業倒産は前年同月を上回る件数、負債総額だったが低水準で推移。

 金融面では、1月の貸出約定平均金利が1.221%と前年同月比0.003%低下。引き続き「緩やかに低下している」とみており、緩和的な金融環境であるとの認識を改めて示した。貸出残高は前年同月を2.0%上回った。

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