23年10〜12月期の兵庫県、実質GDP0.5%増 年間では2.3%増

20240329兵庫県GDP

【神戸経済ニュース】兵庫県が29日に発表した2023年10〜12月期の県内総生産(GDP、季節調整済み)は、物価変動の影響を除く実質(2015年基準)が7〜9月期との比較で0.5%増加した。年率換算では2.1%増になった。7〜9月期は下方修正され、3四半期ぶりのプラス成長。個人消費が小幅ながら増加したのに加え、企業が設備投資に前向きになったのが寄与した。民間需要がけん引し、地方自治体などの支出が減少したのを補った。

 支出の項目別に見ると、主に個人消費を示して構成比が57.8%を占める「民間最終消費支出」が7〜9月期との比較で0.4%増と3期ぶりに増加した。「民間企業設備投資」は2.1%増と3期ぶりにプラスに転じた。「民間住宅投資」は4期連続のプラスで0.5%増だった。公共投資などを表す「公的固定資本形成」もプラスに転じて0.7%増だった。一方で「地方政府等最終消費支出」は0.9%減と2期ぶりのマイナスになった。

 一方で物価変動を考慮しない名目GDPは6兆2427億円と、前年同期に比べて5.4%増加した。指数の構成比が最も大きい「民間最終消費支出」は2.4%増、「民間企業設備投資」は5.1%増と、物価の上昇を受けた増加が続いた。外需などを示す「純移出等」はプラス1362億円と、2四半期連続の移入超過になった。

 2023年の年間で実質GDPは22年に比べて2.3%増。3年連続の増加になった。「民間最終消費支出」「民間企業設備投資」や「移出入等」が前年比で増加し、「民間住宅投資」「公的固定資本形成」もプラスに転じた。「地方政府等最終消費支出」や公的在庫変動がマイナスになったのを補った。名目GDPは前年比5.1%増の23兆8492億円だった。

 内閣府が11日に発表した日本全体の10〜12月期の実質国内総生産(GDP)改定値は、前期比で実質プラス0.1%の経済成長だった。


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