アシックス、株式分割「現在は具体的計画ないが重要課題」 株主総会で回答

2024/03/22  19:15  末尾の開催実績に関する数値を追加しました。

【神戸経済ニュース】スポーツ用品大手アシックス(7936)の最高財務責任者(CFO)である林晃司・常務執行役員は22日に開いた定時株主総会で「現在、具体的に株式分割について決定したことはない」としながらも、「株式市場の動向、また株価の水準、東証が定める望ましい投資単位というのもあるので、これらを考慮しながら、重要課題として認識している」と説明した。林常務執行役員は、同社株が個人では買いにくい水準まで上昇している、との株主の質問に答えて述べた。

 林氏は株式分割が重要課題である背景として、個人が株式を買いやすくなる「新NISA(少額投資非課税制度の拡充)が本年から始まったことや、2023年以降に相当数の上場企業が株式分割したと理解している」と指摘。加えて「当社としては個人投資家の拡大、またファン株主の増加をめざしていきたいと思っている」と強調した。

 他の地域に比べて北米で収益性が低いとの株主の指摘には、北米を担当する小玉康一郎・常務執行役員が競合の激しさなどを説明。そのうえで株主総会の議長を務めた広田康人会長も言及し、今回の「中期経営計画中には、北米の復活をしっかり株主の皆様にお見せしたい」と語った。

 このほか東京江東区と大阪府吹田市に開設した、低酸素環境でトレーニングできる施設「アシックス・スポーツコンプレックス」の閉店についても株主の質問があった。東京では19年11月、大阪では22年5月に開業。両店とも閉店は今月15日だった。広田会長が「新型コロナウイルスの影響もあって、なかなか計画した通りの会員数が集まらなかった」「低酸素施設という大規模な施設だったことで、収益性が確保できなかった」と回答した。

 配当金、取締役選任、取締役に譲渡制限付株式を割り当てるための報酬改定など合計5議案は、すべて会社提案通り承認された。株主総会は午前10時に始まり、所要時間は60分。会場には役員を除いて122人の株主が集まり、6人の株主から8問の質問があった。このほか事前に受け付けた質問は3問で、株主総会当日の役員が回答した。

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