2月の神戸港、輸出入総額が10カ月連続で前年比減 春節で対中輸出9.6%減

20240322貿易統計

【神戸経済ニュース】神戸税関が21日に発表した2月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比1.5%減の9388億円と、10カ月連続で前年同月を下回った。輸入は10カ月連続で前年比減、一方で輸出は2カ月ぶりに前年同月を下回った。昨年は1月だった旧正月(春節)による中国の大型連休が、今年は2月中旬だったため、対中輸出が大幅に減少した。

 輸出額は前年比1.7%減の5876億円だった。中国、シンガポール、台湾などへの「精油・香料および化粧品類」が43.0%減の94億円。ポーランドや米国向けの「無機化合物」が22.1%減の223億円、クレーン車など米国向けの「荷役機械」も減少が目立った。半面、米国や中国向けに「プラスチック」の増加が目立った。仕向け地別では中国が9.6%減の1143億円、一方で米国が6.4%増の1145億円と2月としては最高だった。

 輸入額は前年比1.3%減の3512億円。輸入数量は増加したが価格の下落した石炭が占める比率が大きい「鉱物性燃料」は、輸入額が45.4%減の166億円になった。このほか電池材料などに使うチリ、中国などからの「無機化合物」、ギリシャなどからの「たばこ」で減少が目立った。半面、フランスからヘリコプターの輸入があった「輸送用機器」は55.5%増の96億円と2月としては過去最高。中国などからの「衣類および同付属品」の輸入増も目立った。

 2月の平均為替レートは1ドル=148円18銭と、前年同月に比べて17円80銭の円安・ドル高だった。日本の輸出入総額に占める神戸港のシェアは、前月比0.4%上昇の5.6%だった。


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