神戸市「帰宅困難者支援システム」が稼働 災害情報の一覧「即時サイト」も

20240315災害情報サイト

【神戸経済ニュース】神戸市は14日、自然災害などで公共交通機関がストップした際、帰宅困難者を避難所に誘導するシステムを4月に稼働すると発表した。神戸市によると自治体が帰宅困難者を誘導するシステムは全国で初めて。災害時などに帰宅困難者は駅や周辺に集中することが知られており、そのための群衆なだれや、救助・救急活動が妨げられる2次災害を防ぐのがねらい。スマートフォン(スマホ)を利用するが、特に新たなアプリを導入することなく利用できるシステムを設計した。

 鉄道がすべてストップして、三宮周辺に帰宅困難者が集まるような事態を想定。神戸市はそうした状況を見極めて、三宮駅周辺のデジタルサイネージ(電子看板)や立て看板などでQRコードを掲示する。帰宅できなくなった人がスマホのカメラでQRコードを撮影することでシステムにアクセスし、避難所(一時滞在施設)に居場所を確保する。近くで空きがある避難所を検索し、予約すると、避難所までの道案内が始まる。日本語のほか英語、中国語(簡体・繁体)、ベトナム語及び韓国語に対応。

 15日午後2時には気象庁の情報に基づく気象・地震・津波情報を即時更新する「神戸市リアルタイム防災情報」(イメージ図=神戸市提供)の本格運用も開始。神戸市が発令する避難情報や、避難所の開設情報、気象警報や注意報などの注意情報、雨雲レーダー、防災行政無線の放送内容と履歴などを1つのホームページ上に一覧できるようにした。帰宅困難者支援システムへのリンクも掲載した。表示は日本語のほかウクライナ語やスペイン語なども含む12言語が選べる。

 避難するか、その場にとどまるか判断するための情報収集の時間を短縮できる。加えて従来の神戸市ホームページの「緊急・災害情報」は職員が手作業で更新していたため、警報や避難情報の発信から掲載までに若干のタイムラグがあった。これらを自動化、システム化することで迅速な避難につなげられる見込み。災害時は神戸市ホームページのトップに掲げたり、リンクを強調して利用しやすくするなど、災害情報の「特設サイト」としても利用する計画だ。

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