金刺兵庫労働局長「中小企業に賃上げ働きかけている」「価格転嫁が機能するか」

20240301金刺兵庫労働局長

【神戸経済ニュース】厚生労働省の金指義行・兵庫労働局長(写真)は、1日に発表した有効求人倍率に関する記者会見で、足元の春季労使交渉を巡って「中小企業に賃上げの動きを起こすべく、われわれもいろんな働きかけをしている」と述べ、中小企業に積極的な賃上げを期待していることを改めて強調した。金指局長は「大企業では、かなり大幅な賃上げが起きているが、関心事は中小企業に波及するかということ」だと指摘。鍵になるのは、中小企業が賃金を引き上げるための原資として「価格転嫁がうまく機能するかどうかだろう」との見方を示した。

 価格転嫁そのものについては「経産省であるとか公正取引委員会がメーンで推進している」としながらも、「労働基準監督に訪れた先で、価格転嫁に関連して不当なしわ寄せを受けていないかという確認を徹底する」などを通じて、円滑に価格転嫁が進むよう背中を押しているという。公正取引委員会が昨年11月に公表した「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」について「周知はわれわれも一緒になって実施している」と話す。

 そうしなかで「世論喚起も含めて先日の政労使会議のような形で、労使のトップや知事に機会を持っていただいた」という。金指氏は「大企業先行で賃金が引き上げられている情勢を、価格転嫁という形を通じて中小へ波及していくように、われわれも努めたい」「それがないと経済の好循環はないだろうと思っている」と力を込めていた。

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